【ANIS 8月号 めざせ健康寿命100歳! 】

 今年もアトランタで開催された「10Kピーチツリーロードレース」に参加してきました。毎年7月4日に行われるこのレースは、全米最大の10km大会で、参加者は6万人以上。私は2007年から参加しており、今年も何とか1時間以内で完走することができました。トップランナーのタイムは35分。どうすればそんなに速く走れるのか、鍛錬の積み重ねにいつも驚かされます。

 レース後、一緒に走った高校生の患者さんが「俺、70歳の人に負けた…」と記録を見てつぶやいていました。気になって調べてみると、その70歳の方はなんと44分で完走。さらに驚くべきことに、最高齢者96歳女性で2時間3分、90歳男性で1時間40分、80代のトップは83歳男性で55分という記録。現在のアメリカ人の平均寿命は73.8歳、健康寿命は63.9歳です。高齢の完走者たちは皆、驚くほどお達者です。ちなみに、日本人の健康寿命は73.4歳と世界トップクラスです。

 「健康寿命」とは、医療や介護に頼らず、自立して生活できる期間のことです。人はただ長く生きたいのではなく、元気で最期まで自分らしく生きたいと願っています。しかし実際には、同じ年齢でも元気な人とそうでない人の差が大きいと実感しています。毎朝ランニングやウォーキングを楽しんでいる方がいる一方、体形や姿勢が崩れて実年齢以上に見える方もいます。

 老化の研究で世界的に知られるハーバード大学のデビッド・A・シンクレア教授は、著書『LIFE SPAN〜老いなき世界』の中で、「老化は避けられない自然現象ではなく、予防・治療可能な“病気”である」と述べています。そして、“長寿遺伝子”を刺激・活性化することで、老化のスピードを遅らせることができるとしています。では、その遺伝子を活性化するには、具体的にどうすればよいのでしょうか。

1.食生活の見直し
時々、断食や極小食を行うことで、身体が「飢餓状態」に入り、遺伝子がサバイバルモードになって活性化されます。A)常に腹八分目を意識する B)定期的に数日の断食、または16時間食べず8時間だけ食べる「間欠的断食」を実践する C)野菜中心の食生活を心がける、などが効果的です。

2.運動習慣の継続
私たちの身体は元来動くように設計されています。高性能のスポーツカーでも週に一度しか走らなければエンジンが劣化してしまうのと同じです。A)週3〜5回、1回30分以上の有酸素運動(ジョギング、ウォーキングなど) B)「高強度インターバルトレーニング(HIIT)」のような、心拍数を一気に上げる運動は遺伝子に強い刺激を与え、活性化させます。特にHIITの効果は高齢者ほど顕著に現れるという研究もあります。

3.体温調節機能の向上
寒さや暑さといった外的刺激も遺伝子活性に有効です。体の恒常性(ホメオスタシス)を高め、長寿遺伝子が働きやすくなります。A)冬の寒い朝に薄着で運動する B)冷水に足をつける C)サウナに入る(※体調が優れないときは無理せず)といった方法がおすすめです。

 私自身の目標は、100歳まで現役のカイロプラクターとして施術を続けることです。以前は80歳までと考えていましたが、同年代の患者さんが「私は100歳まで現役で頑張りますよ。」とおっしゃったのをきっかけに、私も目標を引き上げました。そして、その年齢になってもピーチツリーレースを走れる体を目指し頑張ろうと思います。

 健康寿命を延ばすには、食事・運動・睡眠に加え、精神的ストレスの管理、神経と身体のバランスも非常に大切です。当院のカイロプラクティック施術は、自律神経機能と体の調和を促し、自己自然治癒力を高めます。自立した生活をいつまでも続けたい方、100歳まで健康で人生を楽しみたい方は、ぜひ日々の健康習慣の一つとしてカイロプラクティックを取り入れてみてください。めざせ健康寿命100歳!一緒に頑張りましょう‼

矢島 敬朗  カイロプラクター

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