アニス8月号【ストレッチブーム!?】

こんにちは!ストレッチトレーナーの田口ひかりです。皆さん“ストレッチ”してますか?実は数年前位から世界的なストレッチブームが起こっています。アトランタでもストレッチ専門のスタジオを見かけること多くなりました。なぜ今ストレッチブームなのでしょう?

皆さん、学生時代に「ストレッチは大切」「運動前後はストレッチをしましょう」と体育の先生や、部活動の監督に言われた経験があると思います。若いころは、ストレッチなんてやる意味ないしと思って適当にやったり、やってるフリをしていた方も多いと思います。それもそのはず。若いころは1日にどれだけ運動しようが、椅子に長時間座って勉強してようが、極端な話、寝れば次の日には何事もなかったかのようにスッキリ身体がリセットされます。そんな学生の時期にストレッチの重要性なんてわかるわけがありません。しかし、年齢を重ねると話は別です。

運動すれば怪我や筋肉痛。デスクワークが長ければ肩こり、腰痛、頭痛etc…いくら寝ても疲労がとれない…そんな日々が増えます。

若い頃には考えられなかった症状が今は当たり前のようにある現実。当院の患者さんの中にも「もう年だからしょうがない」と言って、肩こりがあるのも体が硬いのも年齢のせいにしている方が多いです。しかしこれは本当に年齢のせいなのでしょうか?

本来、首や肩・背中の筋肉の血行が正常であれば、筋肉に溜まった疲労物質はうまく代謝されます。しかし、長時間のデスクワークや運動不足が続くと、筋肉の緊張(硬直)状態が持続し、硬くなった筋肉によって血管が圧迫されます。血管が圧迫され血行が悪くなると、筋肉に酸素や栄養が供給されにくくなり疲労物質が分解されずに蓄積してしまいます。そして、この疲労物質によって肩の張りや重だるさ、痛みなどが引き起こされるというわけです。

また、「年をとって体が硬くなった」という話も同じです。柔軟性は体質ではなく、筋肉を使わない生活習慣が招くもの。加齢はほとんど関係ありません。

普段は仕事で忙しく運動不足のお父さんが週末に子供と遊んで肉離れを起こしたとか、ぎっくり腰になったというケースはよくあります。それもそのはず、固く縮まったゴムをいきなり伸ばしたら切れてしまいますよね。

これらのほとんどは「年をとること」が原因ではなく「体を動かす機会が減ったこと」と「体を動かす機会が減ったことで硬くなった筋肉をそのままにしていたこと」によって引き起こされるものです。つまり、これらの症状は、筋肉の血行を促す運動と緊張した筋肉をほぐしてあげることで防げるものなのです。

この夏、私は勉強のために3つのストレッチスタジオのセッションを受けてきました。同じ部位の筋肉のストレッチでも私とは違うテクニックを使っていたり、道具を駆使したストレッチ方法など、とても参考になることが多かったです。また、セッション後は全体的に体が軽くなった感じで、その日の夕方のランニング時は太ももを引き上げる動作がいつもよりスムーズになったことを体感しました。時々、こうして自分がストレッチを受ける側の立場になると、自身のサービスの見直し、技術向上にもつながり、とても良い勉強になります。そして、何より私は筋肉を揉まれることで体がほぐれるマッサージよりも、ストレッチによって可動域が広がる感覚の方が好き!と再認識しました。

当院のストレッチは、ただ筋肉を伸ばすだけでなくトリガーポイントと云う、筋肉をほぐしながら伸ばすテクニックや、PNFという筋肉に力を入れながら伸ばすテクニックなど、患者さんの症状やニーズに合わせたストレッチを行っています。また、ご自宅でもできるストレッチ方法、症状や体のバランスの安定性を上げるための運動指導も行っています。

今まで運動習慣のない人が運動を始めるのははなかなかハードルが高いものです。しかし、ストレッチなら怪我の心配や、スペース、道具の必要もなく気軽に行えます。

ストレッチは、腰痛や肩こりを改善・防ぐだけではなく、運動時の怪我予防、代謝が上がることで痩せやすい体質になったり、免疫強化も期待できますよ。ぜひストレッチで柔軟性をあげて、健康な身体を手に入れましょう!

当院のストレッチセッションは初回半額です。お気軽にお試しください。

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