抱 負

(This post is in Japanese only)

新年明けましておめでとうございます。今年もアトランタ矢島カイロプラクティックをよろしくお願いいたします。

昨年は、だいぶコロナ禍も収まり3年ぶりのジャパンフェストが開催されたりと、お陰さまでとても忙しく充実した1年になりました。今年も地域の“健康よろず相談処”として皆さまの安心基地になれるよう精進して参ります。

また、当院スッタフのフィットネス&ウェルネスコーディネーターの田口は、通常業務のかたわら勉強を重ね、昨年8月にはエンザイムセラピーの修了認定試験に合格、ヘルスケアプロバイダーの資格を取得しました。筋肉や骨格など体の外側のフィジカル面だけでなく、機能栄養学や内臓の働きなど体の中からも健康になる知識を得たことで、彼女はより自信を持って患者さんへのアドバイスや治療ができるようになりました。今年の田口に乞うご期待です!

新年を迎え気持ち新たに、私もオフィスももっとステップアップしたい、そのために何が必要か…2023年の私の抱負は「伝達力の向上(英語多め)」です。

渡米約20年、アトランタのライフカイロプラクティック大学で4年半学び、修士・博士課程を卒業。米国国家試験をパスしカイロプラクターとなり、このオフィスを開業してもうじき15年になります。QSM3というカイロプラクティック業界では新しいテクニックでの治療、QSM3の創始者ドクター・フリードマンの一番弟子という立場を長年続けてきた結果、ありがたいことに最近ではセミナーでの講師依頼をいただくようになりました。しかし、元来、あがり症で日本語でも人前で話をするのが苦手な上、英語でのレクチャーはあまりにもハードルが高くお断りすることも少なくありません。ですが、最近、せっかく声をかけていただいたのに、私のつまらない苦手意識のせいでより多くの方に良い姿勢の重要性や健康の大切さを説く機会を自ら手放していると思うようになりました。

オフィスに来院してくださる患者さんの治療が最優先なのはもちろんですが、健康の大切さ、特に予防医療にはカイロプラクティックがとても有効であることを、まだカイロプラクティックを知らない皆さんにお伝えすることもカイロプラクターである私の大切な役割です。コロナ・パンデミックを経験し、ますますその想いは強くなりました。カイロプラクターになる前、日本での柔道整復師時代から合わせると医療従事者となって約20年。齢50を過ぎ、自身の社会的・職業的の存在意義(アイデンティティ)や職業的社会貢献について考えるようになり、カイロプラクターとして健康寿命や予防医学の大切さを皆さんに知ってもらいたい、啓発しなければという想いが年々強くなっています。まさに五十にして天命を知るです。

 「伝達力の向上」とは、つまり伝える力を鍛える、相手への共感力をもつ、ということだと思います。共感力はセミナーでのスピーチのみならず、普段の診察、治療にもとても重要です。患者さんの痛みや辛さに共感できなければ、適切で的確な治療はできません。

だからこそ、今年はスピーチや英語のコーチングを受講したり、我が子たちの学校ボランティアに積極的に参加して新しいコミュニティでの活動など、具体的に動き出す決意です。もちろん、セミナーの講師依頼も受けていくつもりです。少々恥ずかしいですが、こうして誌面で今年の抱負を皆さんに宣言です!

2022年の挑戦は人生初のフルマラソンでした。2023年は「伝達力の向上」。挑戦できる環境に感謝して、一歩一歩前進していこうと思います。

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